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三文字 ( 1 )

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   <三文字 (1) 目次>  
本コーナーの漢語  

01破沙盆 02無功徳 03活人剣 
04鉄面皮 05瑞色鮮 06仁者寿
07泥中蓮 08一大事 09無孔笛
10随處楽 11自灯明 12荷心香
13驀直去 14無常心 15福如雲
16游於藝 17登要路 18萬家春
19彰嘉瑞 20知無涯 21心無累
22春如海 23成真娯 24懐萬邦
25歡無極 26酔春風 27雨餘香
28萬里春 29性明瑩 30百錬剛
31無盡蔵 32恭則壽 33冰雪心
34不忘遠 35養其神 36任天真
37一円相 38有春意 39花林糖
40閒是寶 41莫妄想 42思無邪
43黙如雷 44看脚下 45起清風
46崇禮遜 47破草鞋 48無情遊
49懐永圖 50意自如
                               
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      三文字(1)



■01 破沙盆 」=はさぼん
すり鉢をぶち破れ。(修行の邪魔になる鉢は破ること) 壊れたすり鉢は役に立たない無用のものであるが、禅語では人を圧する鋭さや俊敏さを秘めた円熟した悟りの境地に用いられる。蜜庵禅師の自分の心境を表した返答語句として有名である。【五燈会元・宋】
Re01


 










■02
無功徳 」=むくどく
梁の武帝が「寺を建立し、僧を育てた私にはどんな功徳がありますか」という問いに対する達磨大師の返答。功徳を求めてはいけません。見返り果報を求めずに行うのが善行・功徳であるとの教え。【伝燈録・唐、碧巌録・宋】Za02_3




















■03
活人剣」=かつじんけん

師が弟子の迷いを鋭く断ち切って起死回生させる働きを刀剣に例えたもの。逆に否定して許さない働きは「殺人刀」である。人を殺傷する刀剣も使い方しだいである。人を生かし再生させる例えに「活人句」「活人箭」などの用例もある。【碧巌録・宋】
Re03










■04
鉄面皮 」=てつめんぴ

何者にも侵されない強い意志。(鉄のように強い面の皮を支えている)Za04_2
















■05
瑞色鮮 」=ずいしょくあざやかなり

めでたい姿や心が鮮やかに周りの景色に反映している。Za05





















■06
仁者寿」=じんしゃはじゅなり(いのちながし)

徳の高い人は寿命が長いものだ。仁の道徳を守り思いやりを大切にしている人は、身心が安定しており、不要なことに苦しんだり悩んだりしないので長命である。【論語・】Za06

















■07
泥中蓮 」=でいちゅうの蓮
蓮は泥中でも汚れに染まらず美しい花を咲かせる。(世俗の迷妄に汚されず清くあり続ける人)【古文眞寶】Za07


























■08
一大事」=いちだいじ
最も大切な事。道元の正法眼蔵の冒頭にみられる言葉。      【法華経方便品】Za08
















■09
無孔笛=むくてき
穴のない笛のこと。音が出ないこと、「無」の境地になることは禅の道につながります。言葉を超越したところにある無上の説法。常識にたらわれない優れた説法。  【碧巌録・宋】 
Re09










■10
随處楽=ずいしょにたのしむ
いつでもどこでも、時と場所に応じて楽しみを見出し、今を楽しむ。【陸游・宋】
Zm_3








■11 自灯明=じとうみょう
「師がなくなられたら、何を頼りに生きたらよいか」との弟子の問いへ釈尊の教え「自らを灯明とし、法を灯明とせよ」 【釈尊】
Zm_2









■12 荷心香」=かしんかんばし
蓮の花が、香りを遠くまで漂わせている。(徳の広がり)      【簡文帝】4





























■13
驀直去」=まくじきにされ
迷わずわき目もふらず、ただちに真っ直ぐつき進むこと。 人から寺への道を尋ねられた老婆の返答言葉である。 【無門関・宋】Za13





























■14
無常心
=むじょうしん
人の世のはかなさを思う心。【老子】 
Zm_3








■15 福如雲」=ふくじょうん
幸福が雲のように湧き起こっている。【昭徳皇后】6 





























■16
游於藝 」=げいにあそぶ

自由な気持ちで楽しみながら学問や芸術を学ぶこと。(学問の真髄)【論語】3 



























■17
登要路」=ようろにのぼる

高く重要な地位に出世すること。【書言故事】Za17
















■18
萬家春 」=ばんかのはる

誰の家もみな春。(天下泰平で、春の訪れを喜ぶめでたい句)    【蘇軾「和陶己酉九月九日」】Za18
















■19
彰嘉瑞
=かずいをあらわす
めでたいしるしや吉兆があらわれる。【~】
Re3119








■20 知無涯 」=ち はてなし
知識は無限である。必要以上の知識はいらない。【荘子】Za20
















■21
心無累 」=しんむるい

心に気にかかることや煩わしいことがない。(世俗の欲や執着を離れた世界)Za_3121

























■22
春如海 」=しゅんじょかい

春めいたのどかな気配が海のように広がっている。【慶雨林】
Mb22








■23
成真娯」=しんごをなす

真の楽しみを成す。【載表元】
Re3123








■24
懐萬邦 」=ばんぽうをおもう
万国の安泰を思う。(天下泰平を保つことが政治の要である)    【易經】2 


































■25
歡無極」=よろこびきわまりなし

よろこびがつきない。【和漢朗詠集】5 


















■26
酔春風 」=しゅんぷうによう
めでたい気配が鮮やかに見える。【陸游/唐】

Re326










■27
雨餘香
=うよかんばし

雨上がりには、木々や草花が芳しく香り、美しさが際だっている。【陸游・宋】
Zm_5









■28
萬里春 」=ばんりのはる

はるか遠くまであらゆるところが春めいている。(春の訪れと天下泰平のよろこび)【杜甫「喜観即到復題短篇」】1 


















■29
性明瑩 」=せい めいえい

性格が曇りなく、明るくて清らかである。【述異記・漢魏六朝】
Re29










■30
百錬剛
=ひゃくれんのごう
何度も鍛えあげられた強靭さ、動じない強い意志をいう。【劉瑁・漢魏六朝】
Zm_2







■31
無盡蔵=むじんぞう
いくら取り出しても尽きることのない財宝を収めた蔵に例えて、大自然=真理の世界には、どんなに楽しんでも尽きることがない一切万物が無限に収まっている様を表している。徳や才能が限りないこと。蘇東坡詩「無一物中無尽蔵 有花有月有楼台」 【蘇軾・宋】 
Re331










■32 恭則壽=きょうなればすなわちいのちながし
礼儀よく正直であれば長生きするものである。【周・武王】

Zm_3





■33
冰雪心=ひょうせつしん
氷や雪のように真っ白で清らかな心。【晉書・唐】
Zm








■34 不忘遠=とおきをわすれず
遠く離れた人や疎遠になった人のことを忘れない。政治家の心得である。【孟子】
Zm_2






■35
養其神
=そのしんをやしなう
自己の精神の長い修養につとめなさい。【法天生會・漢魏六朝】
Zmaa





■36
任天真」=てんしんにまかす
私利私欲を捨てて自然のままに生きること。  【良寛】

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■37 一円相 」=いちえんそう

描かれた一つの円に対して読まれる言葉表現。円は最も合理的円満無欠な形、絶対的心理の象徴として禅宗ではよく表現描写される。【碧巌録・宋】。Aq3137


















■38 有春意
=しゅんいあり
春ののどかな陽気が立ち込めている。春の訪れの喜びに使う言葉。【近思録・宋】

Re38









■39 花林糖 」=かりんとうAq3139














■40
閒是寶=かんこれたから
我が宝として貴ぶものこそ閒なのである。【張丞羽・元】
Re340










■41
莫妄想=まくもうそう
あらぬ考えや思い込みは危険であり必要ないのです。誤った考えを抱いてはいけないし、実体のないものに左右された妄想をするべきでないとの警告の言葉。禅語録ではよく使われる。【伝燈録・唐、五燈会元・宋】
Zm_3








■42
思無邪 」=おもいよこしまなし
心に曲がったところが一つもない。(極めて純真な感情) 心情がありのままに告白されていて飾ったところが全くない。「詩経」に対する孔子の評価した言葉。禅語録では殆ど使われないが、禅僧の揮毫語句には多く見られる。【論語】

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■43
黙如雷=もくらいのごとし
黙って静かにしているだけで、百雷のような力や響きがあること。 【禅林】
Rb43









■44
看脚下=かんきゃっか
足許をしっかり見据え周囲に気をとられないようにせよ。大切な教えを求めるのに、遠いところを探さずに身近なところをよく見なさいとの意。「照顧却下」と同義。【五家正宗賛・宋】 
Zm









■45 起清風=せいふうをおこす
清らかでさわやかな心の交わりをいう。【 ~ 】
Zm_5









■46
崇禮遜
=れいそんをたっとぶ
人を敬い、自分は退いて人に譲る心を大切にする。君子の心得。【任兆・~】
Zm_2








■47
破草鞋=はそうあい
草鞋はわらじのことで、古くなって使い物にならないわらじ。「破沙盆」と同じく役に立たないもの。わらじが破れるほど行脚をして修業をつんだ禅僧の形容にも使われる。【碧巌録・宋】
Zm_6







■48
無情遊=むじょうのゆう
情を交わすことのない自然世界との付き合い。世俗を離れた友情。【李白「月下獨酌」・  唐】
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■49 懐永圖 」=えいとをおもえ
質素倹約の徳を積み、永い将来の計画をよく考えなさい。【書經】Za3149


























■50
意自如 」=いじじょたり

物事に驚いたり恐れたりせず、気持が落ち着いている。泰然自若と同義。      【後漢書】Za3150_2























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