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二文字(2)

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   ◇     ◆     ◇


   <二文字(2)・目次> 
     
051巖花   052登高   053歸陽   054淵博   055習氣
056咄哉   057勘辧   058道流   059無盡   060實相
061聖心   062微明   063面壁   064無隠   065曲成
066雪竹   067和光   068飛翔   069妙道   070拙誠
071抱一   072微和   073閑雅   074飛白   075三笑
076心華   077樂山   078守株   079三省   080酔墨
081三到   082天楽   083雲臥   084莫春   085熙怡
086歩月   087晩翠   088澄懐   089無心

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      二文字(2)



■051巖花」(いわおのはな)
鬼のように強く肝を冷やす様な風体の巖でも、悟りを得れば常春のように草花が咲き誇るものです。【世阿弥「風姿花伝」・室町時代】
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■052登高」(とうこう=たかきにのぼる)
高いところに上ること。中国では陰暦の9月9日に丘に登って菊酒を飲み厄払いをする行事がある。【礼記、王維の詩】
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■053歸陽」(きよう=ようにきす)
春の気配が感じられる暖かい時候になること。【張平子・漢魏六朝】
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■054淵博」(えんぱく)
見聞・知識がとても深くて広いこと。【魏書「李冲伝」・漢魏六朝】
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■055習氣」(じつけ)
煩悩によって生じる様々な悪習が身について離れられないこと。悪習のほとぼり。【臨済録・宋】
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■056咄哉」(とつさい)
「こらっ」警告を発する叱り言葉。口で叱り心中では認め褒める時にも使う。【臨済録・宋】
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■057勘辧」(かんべん)
指導者(師家)が学人の態度力量を識別すること。転じて過失を許し寛大にすることにも使われる。【臨済録・宋】
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■058 道流」(どうりゅう)
仏法の修行僧たち。【臨済録・宋】
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■059 無盡」(むじん)
主客の別もなく無限の働きが含まれており、臨機応変に効能が現れて、本体の増減もなく尽きることがないこと。【大珠慧海・唐】
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■060 實相」(じつそう)
あるがままのすがた。永遠の真理は森羅万象の中にそのままの姿で具現されているのです。如来妙色身の相。【大珠慧海・唐】
Me60







■061 聖心」(せいしん)
釈尊のことを表す。【大珠慧海・唐】
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■062微明」(びめい)
ほのかな明るさ、微白ともいう。微妙で奥深い英知を指していう。【老子・】
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■063面壁」(めんぺき)
壁に向って坐禅を組むこと。座禅のこと。【碧巌録・宋】
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■064無隠」(むいん)
孔子の一言一行全て教えであり、一切周りに隠すものはないのである。余りに高遠な道なので付いて行けない弟子たちは何か隠されていると思うのです。【論語/述而篇・】
Mm11







■065曲成」(きょくせい)
変化流転に乗じて一方にかかわらぬものであり、「つまびらかに成る」と釈読される。大河が蛇行しながら海に到達する如く、無理なく我意をはらずに所期の目的を達成してしまうこと。対義語である「直成」のような正義感に乏しく一見まどろっこしく非能率的なようだが、味わいのある生き方手本である。【易経・】
Mm22







■066雪竹」(せっちく)
雪の重みにも折れないではじき返す如き、強靭さと気合の激しさが竹にはある。加えて、雪晴れの朝には、竹の青と雪の白が素晴しい対比の妙を見せる。【天祐和尚・安土桃山時代】
Mm33








■067和光」(わこう)
知恵や人徳により現れる光を和らげて目立たないようにして、世俗に交じって暮らすこと。禅宗における修行完成者の理想像でもある。「和光同塵」(光を和らげ塵に同ず)よりの引用。【老子・】
Re267








■068飛翔」(ひしょう)
空を飛びかけること。「翔」は羽でかけ揚がるさま。 【関尹子・古代/秦】
Ma33





■069妙道」(みょうどう)。
日蓮宗教義などにおいてよく用いられる「妙」である。字源的には、「妙」字は、「女+〔小+ノ(けずる)〕」で「女性の小がらで細い美しい姿」⇒「きめ細かい働き」「巧みな」という意味も含みます。従って「妙道の行」とは、「巧みで実践的・具体的行為」という意味あいを含みます。【~・】
Mm211





■070拙誠」(せつせい)
下手でも真心がこもっていること。「巧詐は拙誠にしかず」といわれる。【韓非子・】
Mm212





■071抱一」(いちをいだく)
一は数のはじまりであり、何事も一から始まるのである。「一」を「道」とも解釈される。【老子・】
Mm213





■072微和」(びわ)
ほのかなぬくもりのこと。春風の形容詞でもある。【陶淵明詩・漢魏六朝】
Mm214





■073閑雅」(かんが)
静かで優雅(しとやか)なこと。「嫻雅」とも表記される。【史記・】
Mm215





■074飛白」(ひはく)
書体の一つであり、書画のなかに墨がかすれて空白になった部分があるものである。後漢の蔡邕が考案したものとされる。弘法大師の「七祖像賛」「晋祠銘」の碑額の書がこれにあたる。【~・】
Mm216





■075三笑」(さんしょう)
山にこもった慧遠法師が里との境の虎渓は渡らないと誓っていたが、来訪してきた陶淵明などの友人を見送って話に花が咲き、知らぬ間に虎渓を渡ってしまって大笑いしたとの故事に基ずく。「虎渓三笑」(画題)あり。【廬山記・北宋】
Mm217







■076心華」(しんげ)
雨露のめぐみで草木が花を咲かせるように、仏の教えや修行により煩悩の心が消えて本然の光を発することの例えであり、「心華開発」などと使われる。「それ画は心華なり」に基ずく言葉である。【宝僧録/呉鎮・元】
Re276







■077樂山」(やまをたのしむ)
論語にある「仁者は山を楽しみ、智者は水を楽しむ」に基ずく。【論語・】
Mm219





■078守株」(かぶをまもる)
時勢の移り変わりに気付かずに、古い暖簾を頼って怠けていること。畑仕事をしていた農夫が、木の株に突き当たった兎を捕って喜び、畑仕事をしないで毎日木の株を見守っていたという故事に基ずく。【韓非子・】
Mm220





■079三省」(さんせい)
いくども、又は三つの点について自分の行いを反省すること。論語の中の會子の言葉「人のために謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、伝えて習わざるか」に基ずく。【論語・】
Re279









■080酔墨」(すいぼく)
酔った勢いで書く筆跡のこと。「新詩酔墨、時に一揮す」の言葉あり。【欧陽修・北宋】
Mm222





■081三到」(さんとう)
読書に必要な三つのこころえの事。眼到・口到・心到。到とは専念することを意味する。【朱子・宋】
Mm223





■082天楽」(てんらく/てんがく)
自然の楽しみ。李白の詩において、天上の音楽(てんがく)とも解釈している。【荘子/李白・】
Mm224





■083雲臥」(うんが)
雲とねる。雲のかかる高山などに寝ることであり、世を超越する様を表す。【鮑照詩・漢魏六朝】
Ma225








■084莫春」(ぼしゅん)
晩春のことである。莫は暮と同意。【論語・】
N84





■085熙怡」(きい)
和らいで喜んでいる意。「嬉怡」と同義である。【王凝之・漢魏六朝】
M230





■086歩月」(つきにあゆむ)月夜に月影を踏みながら歩いている。【蘇東坡・宋】
M86






■087晩翠」(ばんすい)
常緑樹は寒い冬になっても常に翠を保っていること。【范質・宋】
M87






■088澄懐」(ちょうかい)
心の境地(心境)が澄み切っている状態をいう。【金暁・】
Re288







■089無心」(むしん)
心の持ち方・状態などが無邪気である様。類似語=無念無想/明鏡止水/虚心/純心/無欲/無我(境)/純粋/。別な意味==お金などをねだる、せびる、頼む、要求する、むしり取ろうとする。【~・】
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      二文字(2)終了





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